松下眞珠飬殖場

松下眞珠飬殖場

   

1953年に先代の松下幸雄が愛媛県宇和島市平浦の地で創業して以来、松下眞珠養殖場は大きな歴史のうねりを何度も乗り越えて絶えることなく真珠を作り続けてきました。いまでは愛媛県内に現存する養殖場の中で最も早くに創業した養殖場になりました。

また、1985年には採苗事業(稚貝の孵化)も始め、最強と言われるベニアコヤ®︎の稚貝の孵化から真珠の加工までを、ほぼ一貫して生産する県内唯一の事業所です。 現在、松下眞珠養殖場は、7mmから12mmアップの通常の真珠に加え、綺麗なハート型の真珠や宇和海のピオーネと称される12mmを超えるナチュラルバロック真珠を開発する等、毎年多様な真珠を生み出しています。

戸島事業所

① 戸島事業所

採苗所

② 採苗所

挿核

③ 挿核

浜揚げ

④ 浜揚げ

製品づくり

⑤ 製品づくり

B.H.A.

⑥ B.H.A.

① 戸島事業所
ここ宇和海に浮かぶ小さな島、戸島にある戸島事業所では毎年4月から核入れなどの作業を行っています。

② 採苗所
採苗とは優良なアコヤガイの親貝から卵を孵化させて稚貝まで育てることで、毎年2月になると数億個の卵を孵化させて、およそ80万貝もの稚貝を採苗しています。松下眞珠養殖場は愛媛県内で唯一、稚貝の孵化から真珠の加工までをほぼ一貫して生産しています。

③ 挿核
毎年5月から10月ごろまでの間、アコヤガイに核と呼ばれる淡水の貝殻を球形に削ったものを貝の生殖巣に挿入する作業を行います。松下眞珠養殖場では毎年約15万個のアコヤガイにこの挿核をしています。

④ 浜揚げ
12月になるとそれまで宇和海で約18ヶ月以上かけて育った真珠をアコヤガイから採り出します。良い珠が出てくると、それまでの苦労が報われます。

⑤ 製品作り
採れた真珠の珠をネックレスやイヤリング、ブローチ、ペンダントなどに加工します。製品にするには熟練した職人がそれぞれの珠の色や品質を選別して連相を整えます。写真のネックレス(ユニフォームスタイル)の他、それぞれのシーンに合わせたデザイン物なども製作しています。

⑥ Blue Huge Akoya(B.H.A.)
宇和海のピオーネとも称されるBlue Huge Akoya(B.H.A.)は、松下眞珠養殖場が10年の歳月をかけて開発した12mm以上もある世界唯一のナチュラルバロックのアコヤ真珠です。アコヤ真珠養殖ではまさに奇跡のような真珠で「100年に一度の技術革新」と言われています。